徒然華

ツイッターのおまけ

新年度を迎えて

いよいよ桜も満開、そして散りゆくこの季節に入り、ようやく春、新年度を実感できるようになった。昨年まで当たり前だったことが噓のように過ぎ去り、あっという間に新しい価値観が私たちにもたらされるのもこの季節だろう。

そんな中、新中一の話し声を聴く機会があった。まだ小学生らしさが残るどこかあどけないような声、そこに秘められた純粋さ、たった一文を聴くだけでもこちらとしてはなかなかのインパクトである。彼らの声は自分が成長していく前の段階に在りしもの、また成長の過程で徐々に失ってしまうものを私たちに思い出させる。

一年前の自分はここまで冗長に考えていなかったように思われる。もしかするとこの感覚を私よりも味わっている新入生、新社会人諸君もおられるのかもしれない。ただ、これほどの強い何かを感じ取ることができるようになったのもまた成長の一つで、故に今の中一も私と同じ年齢になったときに同じことをまた考えているのかもしれないと思うと感慨深いものである。

先日近くを通った世田谷通り近くの多摩川の桜は幾分か散りゆいていたものの、まだ咲き誇る桜の花は本当に多量である。あと何度この桜をこの気持ちでこの地元で見ることがあるのかと考えるとどこか胸の奥に寂しく感じるものもある。多摩川をサイクリングする若い男性たち、それを優しく見守り、また護るかの如く散る桜の花々に心を寄せながら今日はこんなところにしようと思う。

本日の一曲はドラゴンフォース「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」でどうでしょう。長文失礼。